検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 8 件中 1件目~8件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

口頭

岐阜県東部,阿寺断層の周辺に発達するNE-SW系断層の特徴

丹羽 正和; 水落 幸弘*; 棚瀬 充史*

no journal, , 

地質環境の長期挙動を把握するうえで、断層活動に伴う周辺岩盤への破断や変形などの影響を評価することは非常に重要である。本研究では、断層活動に関する影響評価の観点から、岐阜県東部の阿寺断層を事例対象とした現地調査を行った。阿寺断層はNW-SE方向に発達する活断層であるが、その両側にはNE-SW系の断層が複数発達していることが報告されている。本研究では、これらNE-SW系の断層の特徴を把握するため、阿寺断層の東側に発達する若栃断層・鞍掛峠断層、及び西側に発達する白川断層・佐見断層を対象とした現地調査を行い、各断層の特徴を比較した。その結果、若栃断層や鞍掛峠断層では、断層に沿った熱水変質の関与が大きく、破砕帯の幅が狭いのに対し、白川断層や佐見断層では、地表付近の酸化的な地下水による変質に伴う岩石の脆弱化の影響が大きく、破砕帯の幅が広いという特徴があることが明らかとなった。以上のような特徴の違いは、阿寺断層の東西におけるNE-SW系断層の活動履歴の違いなどを反映している可能性がある。

口頭

火山・地熱活動の将来予測

梅田 浩司

no journal, , 

将来の火山・地熱活動の発生に伴う地層処分システムへの影響を回避するためには、概要調査等によって対象となる地域にマグマや高温流体等の存在の有無をあらかじめ確認することが不可欠である。本講演では、非火山地帯の高温異常域を事例に、地震波速度構造,深部比抵抗構造,温泉ガスのヘリウム同位体等の地球物理,地球化学データによる総合的な解釈に基づき、当該地域のマグマ等の存在の可能性について述べる。

口頭

断層露頭での水素ガス測定法の基礎的検討と測定例

島田 耕史; 丹羽 正和; 黒澤 英樹; 野原 壯

no journal, , 

断層から出てくる水素ガスの測定法の検討結果と、活断層及び地質断層での測定例を報告する。測定法の検討から、約10ppm以上の濃度で継続的に検出される水素は未固結断層岩類から出てきており、数時間で測定可能であることがわかった。地質断層である仏像構造線は設置後1時間以降、放出量が単調減少を示すのに対し、活断層である跡津川断層はさまざまな放出タイプを示すという違いが認められた。

口頭

地質分布を考慮した河床縦断形のシミュレーション

安江 健一; 三箇 智二*; 野上 道男*; 田力 正好; 新里 忠史

no journal, , 

隆起・沈降や侵食・堆積などによりもたらされる地形変化は、地下水の動水勾配や土被りの変化を通じて、地盤やそこに含まれる地下水等の地質環境へ影響を与える可能性がある。本研究では、この地形変化について、簡略化した河床縦断形の数値シミュレーションを行い、一般に自然に認められる河床縦断面形が再現されることを示した。次に、同様のアルゴリズムを用いるとともに実際に河川沿いに分布する地質を考慮して、複数の河床縦断形のシミュレーションを実施した。その結果、河川ごとに侵食形態が異なり、侵食前線の位置に大きな違いがあること、ある時期に急速に河床が低下することが示された。この侵食形態の違いは地質分布で説明可能であり、地質分布を考慮したシミュレーションの重要性が示された。

口頭

北海道北部幌延地域の珪質泥岩中に認められる透水係数の深度依存性の要因

石井 英一; 舟木 泰智; 真田 祐幸

no journal, , 

日本原子力研究開発機構は北海道北部幌延地域の新第三紀珪質泥岩を事例として、水理地質構造を把握するための調査技術の開発を行っている。これまでに実施した地質調査により、本岩盤中に発達する断層の形成過程については一定の理解が得られている。一方、原位置透水試験から、本岩盤の透水係数は深度依存性を示し、浅部で高い値を示すことが示されている。本報告では、ボーリング孔で実施した水圧破砕試験の結果と断層の形成過程に関する既存の知見をもとに、本岩盤中に認められる透水係数の深度依存性の要因について検討する。

口頭

高レベル放射性廃棄物処分における隆起・侵食に起因する変動シナリオのための情報整理の考え方

川村 淳; 新里 忠史; 安江 健一; 常盤 哲也; 大井 貴夫; 河内 進; 石丸 恒存; 梅田 浩司; 牧野 仁史

no journal, , 

本検討では、隆起・侵食に関する、具体的な調査・研究成果の網羅的な取りまとめやそれに基づく類型化の手法について整理した。まず、隆起・侵食現象の特性を系統的に整理・把握するため、「現象の様式」,「現象の推移の速度」,「評価したい場の情報」及び「時間推移」を「指標」として抽出した。次いで、抽出した指標と温度-水理-力学-化学-幾何形状(THMCG)との関係を地球科学に関する具体的な調査や研究成果に基づき、情報の有無や、情報の質にも留意しつつ整理した。このように、地質環境条件への影響に関する知見・データをTHMCG形式で統一的に収集・整理することにより、地球科学の分野で既に取得されているデータや知見などの情報を地層処分システムの安全評価への反映の観点から整理することが可能となり、放射性廃棄物処分の安全評価に関する地球科学分野の情報の過不足を明らかにすることがでるようになると考えられる。

口頭

大規模な地下施設を建設する際の水理地質調査; 北海道北部,幌延地域における例

舟木 泰智; 尾留川 剛; 名合 牧人*; 安江 健一; 新里 忠史; 冨永 英治*

no journal, , 

日本原子力研究開発機構は、北海道北部の幌延町において、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発の一環として、深度500m規模の地下研究施設を建設中であり、平成18年度までに換気用立坑深度約50m,研究用立坑深度約40mまでの掘削が終了した。このような大規模地下施設を建設するにあたっては、事前に施工対象となる岩盤の地質構造と水理特性を予測し、地下水の湧水対策(止水や排水処理設備等)について検討しておく必要がある。筆者らは、立坑掘削前に地下施設近傍の水理地質構造を予測し、それに基づき高透水性を有す地層を抽出し、その地層を対象に湧水対策を施した。その結果、坑道への湧水を最小限に抑えられることを確認した。本報告では、この一連の調査・施工に関する取り組みについて報告する。調査の結果、堆積岩のような透水性が異なる地層の集合体では、地上からのボーリング調査で透水性の高い地層を把握し、この地層に対して湧水対策を施すことで、坑道への湧水を最小限に抑えられることが明らかとなった。また、透水性が低い地層から、湧水は特に認められず、このような区間については湧水対策を施さなくても坑道への地下水の引き込みは十分抑えられることが示された。

口頭

北海道北部,幌延地域を事例とした地質環境の長期的変遷; 将来予測における考え方

新里 忠史

no journal, , 

幌延地域を事例として地質環境の長期的変遷を記述する際の考え方について、これまでに得た研究成果に基づく検討を行った。その結果、ある与えられた場所において、地質環境の変遷を記述する際には、天然現象が地質環境に及ぼす影響を考慮するとともに、過去から現在に至る天然現象の変遷を「地史」という形で統合的に取りまとめ、その中で地質環境の変遷を捉えることが必要であると考えられる。この場合、地質環境の長期的変遷をトータルに予測することは、多くの変数を持つ複雑で相互に関連した事象を取り扱うため、現実的に困難である。このため、地下水の滞留時間,地下水の水質と同位体組成,地球化学条件により変化する鉱物相とその化学組成などを指標として、地史から想定した過去から現在に至る地質環境の変遷がおおむね妥当であることを示していくことにより、将来の地質環境の予測に対する信頼性を向上させていくことが重要である。

8 件中 1件目~8件目を表示
  • 1